2015/12/15

【Fusion】ファームウェアをパワーオン

12/8 に VMware Fusion 8.1 がリリースされた。

メンテナンスリリースという事になっているが、アップデートしてからふとメニューを見ると、「仮想マシン」のメニューに「ファームウェアをパワーオン」という謎の項目が増えている。

Fusion 8.1 で増えたメニュー項目

Fusion 8.0 では存在しなかった

これは何かというと、仮想マシンを起動したときにファームウェアの設定画面に強制的に切り替えるものだ。

ファームウェアをパワーオンで起動すると、この画面が確実に表示される
仮想マシンの電源を入れてから F2 キーを押すとこの画面に入るが、タイミングがシビアであり、特に Fn キーを押しながら出ないとファンクションキーが操作できない Mac では慣れないと辛いものであった。(システム環境設定からFnキーを押さなくてもファンクションキーとして扱うよう設定は変更できるが、Fusion のためだけに変えるというのもどうかと思われる。)

.vmx ファイルに 「bios.forceSetupOnce = "TRUE"」を記入すれば同じく次回の起動に限りファームウェア設定に強制的に切り替える事ができたし、vSphereClient のGUIにはそのための設定項目が存在したが、Fusion では後で述べる 少々わかりにくい方法しかなかった。

今回の方法は分かりやすくかつ簡単であり、便利であるといえよう。


● 【参考】これまでの方法

起動ディスクにて Option キーを押すことで、「再起動」のボタンが「ファームウェアを再起動」に切り替わった。これは Fusion 8.0 でもそれ以前でも利用できる。


Option キーを押すと、「ファームウェアを再起動」のボタンに切り替わる